メンヘラユーリ備忘録

とある二次創作キャラbotのアーカイブ。

メンヘラユーリ備忘録

閲覧してくださりありがとうございます。

この記事はメンヘラに理解のあるユーリnot(以下「メンヘラユーリ」とします)の管理人が書きました。

この度はメンヘラユーリbotのツイートを削除、アーカイブ化する運びとなりました。
理由については諸々ありますので、後にまとめて書きます。
今まで見てくださった皆様、本当にありがとうございました。

多分この記事をご覧になっている方のほとんどがbotのフォロワーさんなのだと思いますが、知らない方のために少しだけメンヘラユーリの概要とコンセプトを書きますね。

メンヘラに理解のあるユーリbotはいわゆる二次創作です。
薄い本なんかと同じで、人様の作品のキャラクター(メンヘラユーリbotの場合は『遊戯王アークファイブ』の「ユーリ」というキャラ)を借りて、専用のサービスに内容を登録して、決まった時間にツイートをするように設定したり、送られてきたリプライに反応して返信したりするアカウントでした。
メンヘラユーリでは、主にメンタルヘルスに関する内容を扱っていました。
正直、このようなテーマにはデリケートな面もあり、二次創作でやっていい内容なのだろうか、ヘイト創作として叩かれたり、公式に訴えられたりしないだろうか、とアカウントを開設した当初から悩んでおりましたが、今までズルズルと続けてきてしまいました。

ここから先は、管理人の言い訳と自分語りになるので、見たくない人は記事の最後まで読み飛ばしていただくか、次の記事に進んでください。
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そもそも、私がメンヘラユーリを作ったのは、私生活でのモヤモヤを何らかの形で吐き出したかったからです。
当時、大学に入学したころの私は、前期の間は本当に誰とも話しませんでした。
授業などで一緒のグループになった人と会話することはあっても、作業に関することばかりで、個人的なことはあまり話せませんでした。
今思い返せば、理由はいろいろあると思いますが、誰かと友達になるきっかけというものをことごとく逃してしまったのだと思います。
大学は高校までと違い、毎日毎時間いつも同じ教室で、同じメンバーと一緒に授業を受けるという事がありません。
なので、多少なりとも自分から何かアクションを起こさなければ誰かと親しくなるという事は出来ません。少なくとも私はそうでした。
で、入学してからの4か月間、私は誰とも話すことなく、ストレスを溜めながら学校生活を過ごしていました。
私は当時一人暮らしだったので、家に帰ると当然独りで、いつも動画サイトを見ているか、料理をしているか、休日はどこかに出かけているかでした。
そのような中で初めての期末を迎え、朝8時に学校へ行き、授業を受け、午後6時にことが出来パソコン室が閉まるまでレポートを書いて帰宅するという生活を送っていた私はストレスで発狂しそうでした(実際発狂していたのかもしれませんw)
そのような中で、言葉に出せないモヤモヤした気持ちをどうにかして表現したいと思いました。
そうして作られたのが、メンヘラに理解のあるユーリbot(当時は「破滅願望ユーリbot」というアカウント名でした)です。
なぜbotという形にしたかというと、当時の私は絵も文章も、とても人前に発表できるような技術を持ち合わせていなかったからです。
botなら呟く内容を140字以内にまとめることが出来れば、一応体裁は整うし、一人で黙々と作業をすればよかったからです。
まだ期末の期間中でしたが、エネルギーを注げるものを見つけた私は3日くらいで文章を作成し、botとして稼働させhello始めたのです。
その後は、優しい先輩に誘っていただいてサークル(音楽系)に入ったり、OCGのイベントやコラボカフェなどでたくさんの遊戯王クラスタの方と知り合ったり、とても充実した毎日を送っていました。
短い期間にこんなにたくさんのいい出会いを得ることができて、私は1年くらいしたら交通事故にでも遭って死んでしまうのかとも思っていました。
そして、ちょうどその頃、遊戯王OCGのほうで相方ができました。
その相方というのが中々アレな人で、いろいろ話してしまうと恨みつらみになってしまうのでたくさんは言いませんが、大事なサークルの本番の前にカラオケで朝まで付き合わされたり、相方の仕事の手伝いで遠方まで出向いて、サークルのコンサートに遅刻したりしました。
それが原因で、私は先輩方に「あなたとはもう一緒に演奏したくない」と言われて、サークルをやめさせられそうになり、泣いて謝りました。
恋人関係や友人関係に限らず、その人間関係を負担だと感じていたり、その人のどこかしらを尊敬することが出来なかったりしたら、それは恋人や友人ではなく、「人間関係の搾取」です。そのような人とはすぐに縁を切ったほうがいいと私は思います。
私は相方に「搾取」されていたし、私はサークルのメンバーに迷惑をかけて、私に割く時間とエネルギーをサークルのメンバーから「搾取」していたのです。
相方にSNSで私の写真を晒されて、COした後も公開アカウントで悪口を言われ続けていること、OCGのイベントで元相方や嫌いな人に会ってしまうこと(OCG界隈は広いようで狭いので、イベントにくる面子は決まってきてしまいます。プリンセス杯などの何らかの制約があるイベントならなおさらです)、アークファイブの結末がモヤモヤするしそれで制作側に凸するような界隈の雰囲気が嫌になったこと、新シリーズがどうしても面白いと思えない事。そして、遊戯王から心が離れてしまいつつあること。
色々と理由はありますが、私は遊戯王というジャンルから距離を置くことにしました。

遊戯王アークファイブが放送していたころからのフォロワーさんは覚えているかもしれませんが、アニメが終わった後の3月末から4月にかけて、botを改装しました。
今まではユーリの自身の境遇を嘆く呟きや、自暴自棄になるといった内容が主でしたが、リニューアル後はもっと広く、メンタルヘルスセクシュアルマイノリティなど、「生きづらい」と感じやすい人達の理解に繋がったり、当事者を励ますような内容が多くなりました。
私は生来知識欲が強く、興味を持ったことを延々と調べ、それについて文章を書くといった嗜癖があるので、ちょっと暴走していたのかもしれません。
ともかく、リニューアルしてからは大幅にフォロワーが増えました。
しかし、増えたフォロワーさんたちは遊戯王クラスタではなく、ジャンル外の人や当事者の方々でした。
キャラボットではなく情報系のbotでやるような内容まで呟いていたので当然と言えば当然ですが、私はこの時「ちょっと失敗したな」と思いました。

botを運営する中で、嬉しいことがたくさんありましたが、辛いこともありました。
フォロワーの方にヘッダーや一枚絵を書いていただいた事、アイコンやヘッダーを無断転載されたこと(私と無断転載した方と話し合って解決したので、動揺されると良くないと思い、描いてくださった方には報告しませんでした。黙っていてすみませんでした)、心無い人から批判的なリプライをもらったこと。

さて、ここからはメンヘラユーリbotアーカイブ化するに至った経緯について書きます
当時一人暮らしをしていた私は夏休みに精神状態と体調を崩し、夜逃げのように実家に帰りました。
当時の私はパソコンの画面の光をみるだけでも過呼吸を起こし、朝はパニック発作(だと思う)で目が覚めるというような状態でした。
日曜の9時から放送していた仮面ライダーエグゼイドで敵側の幹部が主人公に号泣して謝罪するシーンで一緒に号泣していた覚えがあります。
レポートを書くのが辛くて、ほっぽりだして恋人の家に転がり込んだり、一日中料理をしながら酒を飲んでいたり、もうめちゃくちゃでした。
とても二次創作をできるような状態ではありませんでした。

人間って精神的に参ってしまうと、ちょっとしたことでも負担になります。
どんなに好きなものでも心にゆとりがないと受容できないし、日常の色々なことが億劫になります。
よく、ニートやひきこもりが「1日に1ターンしか行動できなくなる」と言いますが、まさにそれです。
実家に帰った私は、布団の中で携帯をいじりながら半分眠ったように過ごしていました。
鬱病などの精神疾患ではしばしば「昏迷」という症状が現れますが、人間ってただ覚醒して意識を保っているだけでも、結構エネルギーが必要なんです。



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その後いろいろありまして、去年の夏ごろにメンヘラユーリbotの更新と稼働を停止しました。
理由としましては、上で述べたようにジャンルから心が離れてしまったこと、これ以上更新するつもりがないこと、あと単純に恥ずかしくなってしまったからです。

繰り返しになりますが、フォロワーの皆様、いままでありがとうございます。
特に、最初期のころ、勝手がわからずろくに宣伝もしていなかったのにフォローしてくだざった皆様、本当にありがとうございました。
絵を描いてくださった方、リプライ機能で遊んでくださった方、いろいろな形はありますが、このbotに関わったすべての方に感謝します。

2019年5月3日 管理人 常名


ご意見、ご感想、投石などがありましたら、ここにコメントいただくか、管理人のツイッターのアカウント(@mdo_drsr36 もしくは @hitana_2)にお願いします。

後日、文章の編集が終わり次第、アーカイブ化したつぶやきの内容を記事にしますのでよろしくお願いします。

 

 

追記

 

セクマイやメンタルヘルスの呟きについては、当事者かというと微妙な奴が本やネットで調べた付け焼き刃の知識を元に書いた内容に、こんなに反響があるものなのかと以前から驚いておりました。
補足しておきますが、botの更新停止の理由は、当事者からのフォローが負担になったからではなく、私の精神状態の悪化からです。
この件に関しましては、上に書いた通り、情報系botでやるような内容にしてしまったために、「ちょっとやり過ぎてしまったな、誰かを傷つけてしまうかもしれない」と当時は思っていました。

ですが、このbotのつぶやきを見て、救われた、気持ちが楽になったという方も多くいらっしゃって、嬉しい限りです。

 

アーカイブ化に関しましては、私も二次創作を読む側として、好きなbotや作品が消えてしまい、悲しい思いをしたことが何度もあったので、何かの形で残せたら良いなと更新停止当初から思っていました。正直二次創作でここまでしていいのかと思っているのですが、アーカイブ化という形で残ることが良かったと言ってくださる方も多いので、良かったです。

 

この度、アーカイブ化に関しましての作業をすべて完了しましたことをご報告いたします。

botの設定もすべて消して、残したものはbotのアカウントとこのブログだけです。

管理人はジャンルと完全に縁を切ったわけではなく、また何か動きがあれば出戻ることもあるかもしれませんので、遊戯王でも他のジャンルでも、ご縁があればまたどこかでお会いできるかもしれません。

細々とですがこのジャンルで活動出来て楽しかったです。

 

管理人のアカウントは鍵垢に戻しますので、これ以降の連絡は他ジャンルの公開垢かこのブログにお願いします。

 

2019年5月11日 管理人 常名